ふわふわのタオルは、毎日の生活を快適にしてくれる不可欠なアイテムです。
そのため、日々の洗濯には工夫と知識が必要となります。
適切な洗剤方法の選択や洗濯機の設定、そしてタオルを長持ちさせるためのヒントをご紹介します。
また、タオルは記念品としての役割も果たします。
お祝い事などで贈られるタオルは、その思い入れから大切に使いたいものです。
※この記事は、2023年6月1日NHK『あしたが変わるトリセツショー』を参考にしています。
「タオル」のトリセツ – あしたが変わるトリセツショー – NHK
タオルのふわふわ感の秘密は『パイル』の状態
出典:「タオル パイル 」の検索結果 – Yahoo!検索(画像)
タオルの表面には、糸でできた『輪っか、パイル』がたくさんあります。
※『パイル』が『輪っか』になっていないものもあります。
タオルのふわふわとした感覚の秘密は、このパイルです。
新品のタオルはそのパイルが立っているためにやわらかく感じます。
使用頻度や洗濯の仕方で『パイル』が傷むことにより肌触りが悪く感じるほか、
たたんだ時のふわふわ感が失われて行きます。
出典:タオル パイル 説明 – Bing images
ごわごわタオルの原因は水!
出典:nhk トリセツショー タオル – Bing images
ごわごわしたタオルの原因は水です。
これはパイルが寝て固まるためで、パイルの
繊維に残った水分子が接着剤として作用してしまうためです。
パイルには元々植物由来の油分が含まれていますが、
洗濯を重ねることでこの油分が失われ、
その結果、繊維同士がくっつきやすくなります。
対処法(パイルリボーン)やり方
月1回程度、『石鹸と酢』でパイル上のアブラを補給するのが理想です。
標準コースで、洗濯用石鹸(合成石鹸は使用しないこと)を適量入れて、
スタート➡すすぎが始まったら一時停止➡酢を水1リットル当たり1mL洗濯層に直接入れる。その後は、通常にすすめるだけです。
※酢を入れすぎると衣類や洗濯機を傷める可能性があるため、1カ月に1回程度を目安にしてください。
タオルのニオイ&くすみ除去
いくら洗濯をしても落ちない『ニオイやくすみ』は、パイルの間に住みついた雑菌が原因です。
パイルの根本に付着した雑菌が増殖するためにおこります。
この雑菌はねばねばしたバリアを形成しているために、通常の洗濯では落としきれません。
それに効果的なのが、熱による殺菌です。
それにより菌が死滅して、『ニオイやくすみ』が除去できます。
やり方は、60℃以上の熱湯に10分以上つけておくだけです。
その後は、お湯を捨てて洗濯機でいつも通り洗濯をするだけです。
※すべての雑菌が死滅するわけではありません。
※やけどに注意が必要です。
洗濯する時に水量を多くする。
パイルはデリケートな繊維のため、洗濯のときに他の衣類との摩擦で傷ついてしまいます。
洗濯機の水量を増やすことによりある程度防ぐことができます。
縦型洗濯機の場合、『標準コース』洗濯スタートすると殆どの洗濯機は
自動で水量が設定されます。➡一時停止を押す➡洗濯量にもより変動しますが、その後、10リットルほど足してから、再度スタートさせます。
ドラム型の場合は、調整できるものは、スタートの時に洗濯コース『水量多め』を設定してください。
その設定がない場合は、洗濯用ネットを利用してください。
タオルの選択:まとめ
タオルが洗濯するたびにごわごわと感じる理由は、洗剤の残留や乾燥方法などが影響しています。それぞれの衣類には異なる材質があり、それぞれに適した洗濯方法があります。
適切な洗濯と乾燥方法を行うことで、タオルをふわふわの状態に保つことができます。これらの知識を毎日の洗濯に活用していただければ幸いです。
記念品としての役割を果たすこともあるタオルは、日々が募ると思い入れも強くなります。一日でも長く大切に使いたいものですね。
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