寒さが厳しくなると、暖房器具の選択は快適な生活に大きく影響します。
エアコンと石油ファンヒーターが一般的ですが、暖房費用が気になるところです。
電気代と灯油代を比較すると、価格変動が頻繁に起こるのは灯油です。
そこで、今回は灯油ストーブの代わりに『電気ストーブ:遠赤外線ヒーター』を考えてみました。
そのメリット、デメリット、各タイプの特徴、そして電気代について調べてみました。
2023年9月末時点での全国平均の店頭価格は、1リットルあたり112円でした。
しかし、2023年12月末現在の価格は1リットルあたり約153.9円となり、9月に比べて41.9円、約37%の上昇となっています。
遠赤外線ヒーターの利点
遠赤外線ヒーターの魅力は、その速暖性と健康への良い影響です。
冷えた体を素早く温めるために、血液の流れが良くなります。電気を使うため、石油やガスを使う暖房器具より環境に優しく、暖房コスト(灯油代・ガス代)を減らすことが出来ます。
そして、殆どの物が軽量でコンパクトなので、持ち運びも容易です。
灯油価格を気にしない生活が可能になる。
灯油の節約に関しては、使用する暖房機器(ストーブ・ファンヒーター)の種類によって、消費量に関しては一律に計算は困難ですが、2023年12月末時点で、店頭価格は全国平均で1リットルあたり153.9円前後で推移しています。
18リットルだと約2,770円となります。
可能な限り石油式暖房機器の使用を減らせば、灯油代を節約することが可能になります。
一つでも消費する物が減れば出費が防げる考え方です。
遠赤外線ヒーターのメリット
遠赤外線ヒーターは、その名の通り遠赤外線を利用した電気製品で、遠赤外線は人間の体を直接温めるため、効率的に暖房を行うことができます。
遠赤外線ヒーターが冬の寒さをしのぐための一つの選択肢となります。
これにより、灯油代を節約することが可能となります。
遠赤外線は、体を直接温める

遠赤外線ヒーターは、体を直接温める効果的な方法の一つです。
遠赤外線は、人間の体に直接浸透し、体の深部から温めることができます。
これにより、体温が上昇し、寒さからくる不快感を和らげることができます。
遠赤外線が発生する熱は、空気ではなく物体や人間に直接伝わるためです。
遠赤外線ヒーターのデメリットと注意点
遠赤外線ヒーターはその暖かさと環境への優しさから多くの人々に愛用されていますが、デメリットと注意点も存在します。
1、空気を暖めないことが挙げられます。そのため、部屋の室温を上げるには適していません。
2、長時間の使用は電気代がかかるというデメリットもあります。
注意点
1、体の同じ場所を温め続けると火傷(低温やけど・高温火傷)の危険性があります。
2、デメリットでもあげましたが電気代の増加です。
適切な使用方法
寒い季節が到来した際には、エアコンを主要な暖房装置として使用し、体が最も冷えやすい部分には遠赤外線ヒーターを活用することをお勧めします。
これにより、部屋全体の温度を適切に保ちつつ、特に冷えやすい部分を暖めることができます。
遠赤外線ヒーターは、深部まで温めることができるため、寒さを感じやすい足元などに特に効果的です。
遠赤外線ヒータータイプと電気代
電気料金の単価は、1kWhあたりの電気料金の目安が31円(税込)の場合。
シーズヒーター:体の芯まで暖まる。寿命が長い。速暖性は劣る。本体価格が高め。消費電力は200W~1200Wで、1時間当たりの電気代は約5.2円~31.3円。
![]() | 価格:11800円 |

グラファイトヒーター:速暖性が最高。本体価格が高め。消費電力が大きい。消費電力は400W~1200Wで、1時間当たりの電気代は約10.4円~31.3円。
![]() | 価格:10500円 |

カーボンヒーター:速暖性に優れている。消費電力が小さい。消費電力は300W~900Wで、1時間当たりの電気代は約7.8円~23.5円。
![]() | 価格:4999円 |

ハロゲンヒーター:速暖性に優れている。本体価格がリーズナブル。消費電力が高い。商品数が少ない。消費電力は330W~1200Wで、1時間当たりの電気代は約8.6円~31.3円。
![]() | 価格:4480円 |

パネルヒーター:薄型で省スペースに最適。空気が汚れない。乾燥しない。速暖性は劣る。消費電力は130W~900Wで、1時間当たりの電気代は約3.4円~23.5円。
![]() | 価格:4680円 |

灯油価格を気にしない生活:出費項目を減らす
電気ストーブ:遠赤外線ヒーターのほとんどは手元で電力の調整が可能で、それにより電気代も調整できます。
空気を温めないという弱点がありますが、湿度を保つことができるのは利点の一つです。
遠赤外線ヒーターは寒さをしのぐための選択肢の一つで、灯油代の節約についても理想的な方法です。各家庭に一台はあっても良い暖房機器の一つと言えます。
遠赤外線ヒーターの重量もほとんどが片手で運べる程度の重さで、部屋を暖めるとき、身体を暖めるときと言うように割り切った使い方がベストだと感じます。
暖房器具の燃料には、『ガス・電気・灯油』があげられますが、その中から、灯油の項目を減らすことが出来れば、自然と節約にもつながります。
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